HOME会社情報 > R&D概要

R&D活動の概要

 

 システム機器の高度化やユビキタス・コンピューティングの進展に伴って、より高度な情報表示や、より使いやすい操作性を実現するためのグラフィック・ユーザーインターフェースの重要性がこれまで以上に増しています。ユーフォニック・テクノロジーは、システムLSI設計技術をコアとして、高速信号処理、高精細グラフィックス、更にはソフトウェア技術を取り込みながら、画像表示分野においてLSI製品やシステムボード製品のための研究開発を進めています。

グラフィック表示コントローラLSI開発技術

 ユーフォニック・テクノロジーは、表示コントローラLSI(EGC601)を開発し、その利用の拡大を進めてまいりました。しかしながら、半導体製造技術の進歩は、システムLSIの高集積化・高速化を更に加速させおり、ASSP/ASIC/FPGA等、多様な形でその応用分野はますます拡大していくものと考えられます。当社では、これまで積み上げた設計資産を、LSIを構成するための基本フレームワークやグラフィック描画/表示/各種インターフェース等の機能ブロックの形に整理して、今後のLSI開発に向けた開発環境として強化しています。当社製品開発にとどまらず、お客様の表示関連専用LSI/FPGA開発も強力に支援してまいります。

リアルタイム・レイトレーシング技術

 レイトレーシング技術は、通常のレンダリングアルゴリズムと比較して、高品位な画像生成に優れているものの、演算コストが高くリアルタイム処理には向いていないとされてきました。しかしながら、高集積化・高速化が進んだ現在のLSI技術を利用すれば、並列処理が可能というレイトレーシングの特徴を活かして、リアルタイムでレイレーシングを行うシステムを構築できる可能性が出てきました。ユーフォニック・テクノロジーでは、並列動作可能なハードウェア・レイトレーサーの研究開発を進めるとともに、これまで培った表示LSIプラットフォームと融合させることにより、実用レベルのリアルタイム・レイトレーシングシステムの構築を目指します。

ユビキタス医療端末技術

 ユビキタス医療端末は、医療現場で利用される多様な情報を施設内の任意の場所で、即時的に且つ高度なセキュリティレベルで参照することを可能にするためのものです。今後、情報システムの高度化が進む医療・介護分野では、画像情報が極めて重要な役割を果たすと見られていますが、そのためには、高精細な画像情報を、高速・正確に伝達することができるシステムが求められことになります。ユーフォニック・テクノロジーは、得意とする高精細な組込み表示コントローラ技術をベースに、高速無線技術との融合をはかるとともに、仮想化技術(ExpEther等)によるシンクライアント化~高セキュリティ化にも取り組み、次世代のユビキタス医療端末の実用化を目指しています。

et-sales@euphonic-tech.com までお問合せ下さい。

 会社情報